入れ歯で硬いものを食べられるのか？
入れ歯と言えば「硬いものが食べづらい」イメージを持つ人も多く見受けられますが、実際のところ「入れ歯で硬いものを食べられるのか？」と、いざ入れ歯を作製するとなると気になるところではないでしょうか。そこで今回は、入れ歯で硬いものを食べられるのか、詳しくご紹介して参りたいと思います。
天然歯と入れ歯の違い
人間の噛む力は、体重と同等のチカラが加わると言われています。また、食べものを噛み砕く時は、体重の25%～30%のチカラが加わると言われています。
天然歯の噛む力を100%とすると、入れ歯で食べものを噛み砕く場合は、部分入れ歯で30%～40%程度、総入れ歯では10%～20%程度のチカラしか発揮することができないため、天然歯に比べると硬い食べものを噛み砕くことがしづらくなります。
入れ歯はどんなものが噛みづらいの？
一般的におせんべい、ピーナッツは硬い食べものに分類され、おせんべいで14kg、ピーナッツで12kgのチカラが必要となります。
また、硬い食べもののイメージとしてステーキなどもあげられますが、イカ、タコ、アワビなども入れ歯で噛み切ることが難しいとされています。天然歯で噛みづらい食べものは、入れ歯では更に食べづらく、イカ、タコ、アワビなどは、食材の切り方を工夫するなどして食べる必要があります。
しっかりと噛めるように調整しよう
食べものをしっかりと噛めるようにするためには、歯科医院での定期的な調整が必要です。自身に合っていない入れ歯を使い続けると、しっかりと噛むことができなくなり、噛みづらい食べものが、更に食べづらくなってしまいます。
以上今回は、入れ歯で硬いものを食べられるのか、詳しくご紹介して参りました。天然歯に比べると噛む力は劣りますが、しっかりと定期的に入れ歯を調整することで、美味しく食事を楽しむことができます。
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