入れ歯を入れると味がわかりづらくなるって本当？

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「入れ歯を入れると味がしなくなる」「味が変わった」などと、患者さまからご相談いただくことがあります。味覚を感じる舌に影響があるのか？入れ歯を入れると味が本当にかわってしまうのか？不安や疑問を抱く患者さまも少なくありません。そこで今回は、入れ歯を入れると味がわかりづらくなるのか、詳しくご紹介して参りましょう。

入れ歯を入れると味がしなくなる？

入れ歯を入れると味がしなくなる、感じにくくなることがあるのでしょうか。味覚を感じるのは舌だけではなく、上あごの天井に味覚を感じる味蕾（みらい）と呼ばれる器官が存在します。

特に上顎の総入れ歯を装着すると、上あごの天井にある味蕾を覆ってしまうため、味覚を感じにくくなり、味が分からなくなると感じてしまいがちであります。

しかし、味覚を感じる器官は舌にも存在し、十分に味覚を感じられるため、上顎の入れ歯を装着しても、味がわかりづらくなることはありません。

入れ歯を初めて装着した場合

入れ歯を初めて装着した場合、味がわかりづらくなったと感じるケースもあります。しかし、この場合は一過性のものであり、今まで存在しなかった入れ歯に違和感を覚え、舌で味覚を上手く感じられなくなってしまいます。

1～2週間程度入れ歯を装着し続けることで、徐々に味覚がわかるようになるため、心配はありません。

以上今回は、入れ歯を入れると味がわかりづらくなるのか、詳しくご紹介してまいりました。入れ歯でお困りの際には、お気軽にご相談ください。