入れ歯の寿命は？何年くらいで作り替えた方がいいですか？

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入れ歯の寿命は？何年くらいで作り替えた方がいいですか？

入れ歯は半永久的に使い続けられると考える人も少なくありませんが、「形あるものはいつか壊れる」という考えがあるように、入れ歯にも寿命があります。そこで今回は、入れ歯の寿命はどのくらいか、何年くらいで作り替えた方がいいのか、詳しくご紹介して参りましょう。

入れ歯の寿命はおよそ５年

保険診療で作製できる歯科用プラスチックの入れ歯（レジン床）の寿命はおよそ、3～5年と言われています。お口の中の環境はとても過酷であり、常に唾液にさらされ、食べ物を噛むたびに入れ歯にもチカラが加わるため、入れ歯に大きな負担が掛かっています。

稀に10年、20年と同じ入れ歯を使用している患者さまもいらっしゃいますが、一般的な入れ歯は歯科用プラスチックで作られているため、表面が傷つきやすく、その傷の溝に細菌が住み着いてしまい、入れ歯特有の臭いの原因にもなりかねません。

金属床の入れ歯はおよそ8年

一方、自費診療で作製できる金属床の入れ歯の寿命は、レジン床の3~5年を上回る8年程と言われています。近年は親和性の高いチタン（純チタン・チタン合金）、ゴールドプラチナ（金合金・白金加金）、コバルトクロム（コバルトクロム合金）などの金属床が主流になりつつあり、金属が使用されている分、耐久性にも優れています。

以上今回は、入れ歯の寿命について詳しくご紹介しました。「入れ歯は〇年までに作り替えた方がいい」などと、入れ歯作製のサイクルは決まっていませんが、「入れ歯が合わなくなってきた」、「入れ歯の調子が悪い」と感じた頃が作り替えのタイミングなのかもしれません。定期的に歯科医院で調整をおこない、入れ歯の管理をしっかりとおこないましょう。